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5/30 植物天然ホルモン農法序論
植物天然ホルモン農法は、植物に数億分の1g程度しかなく、種類も少ない植物天然ホルモンを、成長力のつよい、稲科とソラマメから抽出し、長い時間をかけ熟成し、増殖し、蒸発しないように工夫した天然素材です。ジベレリンなどのように、農薬成分も全くない、自然のものです。
これを、植物に少量調合して与えることで、植物の成長過程のいろいろなスイッチをいれる農法です。
例えば
(1)「発根」「葉・茎の生育」「果実の肥大」など生育加速の方法
(大手上場会社の契約農園で利用)
(2)病気からの回復・・・病気が発生しても、若く新しい細胞を発生させ、免疫力で抑え、病気の蔓延を防ぐ(先進農家で利用)
(3)土壌障害に対応
肥料残や塩分の多い農地では、連作障害などの土壌障害が起こりますが、土壌改善のない状態で、調合し与えることで、マングローブの根のように、塩分が多い土地でも生育することが実証されています。
(熊本の塩トマトの栽培も、ここの実験がかかわっています)
(4)果樹や樹木の老木の再生
古い樹木でもまだいきていれば、新しい細胞を発生させ、勢いを取り戻すことが実証されています。
(地方新聞に掲載がありました)
●天然ホルモンは、化学合成と違い、ほとんどの植物や菌に効果があることで、いろいろ実験していますが、デメリットもあります。
・果実が大きくなりすぎ、JAでは規格外商品になったりします。
・脇芽が出すぎ、摘心の手間がかかる場合もあります。
・成長力が強くなるので、肥料を多く要求します。したがって、少ない肥料環境では、枯れたりする場合があります。(植物の餓死=成長したいが栄養がない状態)
●天然植物ホルモンは、抽出する技術が非常に高度でかつ植物にごくわずかしかないため、供給量が非常に少なく、まだ一部の実験栽培とごく一部の長期利用生産者でしか利用されていません。
●次回は、実証栽培で報告されたメリットを掲載します。


[植物天然ホルモンの検証]
オーキシン、サイトカイニン、ジベレリン、アブシン酸、エチレンは、学校で学習します。新しいホルモンでは、プラシノステロイド、ジャスモン酸、サリチル酸、システミン・ファイトスルフォカイン、フロリゲン(花成ホルモン)があります。
植物ホルモンの解明は、1946年に発見されてから、その生成から、働きなどまだほとんどわかっていません。
植物ホルモンは、根、茎、葉、花、果実などそれぞれのホルモンが作用しあっています。
このうち、多少研究が進んでいるのが、「サイトカイニン
いろいろなところで働きますが、このホルモンが持つ重要な働きは、カルスの増殖=細胞分裂の促進。カルスとは未分化の細胞です。したがって、iPS細胞と同じ定義で、万能細胞としてあらゆる細胞になりえるものです。
(1)このカルスが、オーキシンの働きで頂点で働くと、上に伸びます。サイトカイニンの働きが強いと、脇芽が発生します。
(2)果実に働くと、果実の細胞の増殖で、実が大きくなります。細胞が巨大化するのではなく、細胞が増えて大きくなることで、大味にならないとされます。

●サイトカイニンは、オーキシンと連携することで、働きが制御され、互いに干渉しあいます。
下図は、理化学研究所のデータです。サイトカイニンの分子の側鎖を変化させることにより、上部の成長がそがいされていますが、根の成長は阻害されていません。
・サイトカイニンは、根の成長を抑制するとされていますが、サイトカイニン分子の側鎖にの質の変化与えることで、その作用を多角化し、少ないホルモンで、高次の多細胞化を実現したと研究されています。
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